四十肩・五十肩とは、どんなものか?
ご存知かも知れませんが、四十肩・五十肩は正式名称ではありません。
- 肩関節周囲炎
- 腱板炎
- 肩峰下滑液包炎
などを総称して四十肩・五十肩と呼ばれています。
すなわち、四十肩・五十肩は症状の大きさや種類はさまざまなのです
四十肩・五十肩と向き合っていくには、どの部位に負荷がかかり、どのようにしてその状態に陥ってしまったのか、見極めていくことが必要となります。
また、四十肩・五十肩は他の症状にはない痛みの過程が存在します。
五十肩は大きく分類すると、3つの段階があります。
1、炎症期
明らかな外傷がないにもかかわらず、急に肩が痛みだします。
さらには、動かすこともままならないほどの激しい痛みに襲われます。
この期間は、最も痛みが強く、時間や動きなど無条件に痛みが現れ、
痛みで熟睡できない、夜中に目覚めてしまうなど非常につらい時期です。
2、氷結期
この期間は、文字通り、動かせる範囲が狭まり、動かしにくくなります。
この現象は、炎症期に痛みを避けるためにあまり肩を動かさないようにしていることも要因となっています。
痛みの大きさは、炎症期と比べ緩和されていますが、動かすと痛いという症状はなくなっていません。
結帯動作と呼ばれる、着物の帯を腰の後ろで結ぶような動き。
結髪動作と呼ばれる、髪を後ろで結ぶような動き。
このような動きができなくなっていきます。
この時期にどれだけ可動域を上げておけるかが大きなポイントになります。
3、解凍期
ここまでくるともう痛みはありません。
しかし、確実に肩の動かせる範囲に制限がかかっている状態です。
ここで氷結期にポイントととなるお伝えした
可動域のアップが行われていないと、この制限がかかり続けたままとなってしまいます。
ここが重要なポイントです!!
この過程を認知されていないと
この時期に『痛みがなくなったからもう治った』と
思い違いをしてしまい、治療を中止してしまう方も多くみられます。
この時期でも可動域を上げていくことで
肩の状態を元に戻せるかが決定します。
『昔、五十肩だったけど放っておいたら治った』
というお話を時折お聞きします。
これは痛みが消えただけであって改善はされておらず、本質的には一切改善していません。
痛みを感じなくなっただけで、治ったと思ってしまい
治療をしないとまたぶり返すリスクは非常に高いので、要注意です。
つくば市のえみんぐ接骨院では、四十肩・五十肩の治療に向けて、マッサージ・矯正・エルビオなどで対応していきます。お気軽にご相談下さい。